2012年09月07日
腸内環境が悪いと太りやすい?

「腸内環境と体重の話がなんでつながるの・・・?」という人も多いと思いますが、実は思いのほかつながっているのです。
「腸内環境が悪くなると消化吸収が悪くなります。」この話だけを聞くと、「消化吸収が悪くなれば、少なく食べたことと同じなのでかえって痩せるのでは・・・?」と思われるかもしれませんが実は、その逆で太ってしまうのです。
腸内環境が悪いということは、腸内腐敗が起こり易いということになりますので有害物質やメタンのようなガスなどが多くあり、腸の中が汚れた状態になっています。
丁度、食べ物をビニール袋に詰めたまま40度近くの高温で放置した状態を想像していただければわかると思います。
このように、腸が汚れた状態であっても腸が活動していれば栄養分を吸収し血液を通じて肝臓に運びます。つまり、肝臓に運ばれた血液の中に多くの毒素や腐敗物質も一緒に吸収されてしまいますので血液そのものが汚れてしまうということになります。
その肝臓に運ばれた、汚れた血液は肝臓を通り心臓へ・・・さらに全身にいきわたるということになるのです。
便秘の時の肌荒れの原因のほとんどは、この全身に運ばれた汚い血液と言っても言い過ぎでないと思います。
順天堂大学医学部の小林弘幸教授によると、この汚れた血液が脂質の代謝を悪化させてしまうそうで、結果的に内臓脂肪として蓄積しやすくなるのだそうです。
つまり、摂取カロリーが同じでも、腸内環境が悪いとそれだけ太りやすくなってしまうということになるのです。
また、消化吸収が悪いと脂肪が蓄えられるのに全身の細胞は充分な栄養が良く行き渡らない低栄養状態になってしまうので、疲れやすくなったり、新陳代謝が悪くなったりするのと、腸内環境が悪いと自律神経のバランスが乱れやすくなるので精神的にもイライラしたりするようになってしまうこともなるようです。
太ってしまう、最大の原因は基礎代謝も含めたカロリーの消費量に対して、食べる量のバランスが大きいということなのですが、中には「たいして食べていないのに、太ってしまう・・・」というかたも多いと思います。
是非、そんな方は腸内環境の改善から始めてみてはいかがでしょうか・・・
Posted by toyohiko at 12:24│Comments(0)
│身体のしくみ
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