2011年04月01日
体内時計を活かした快眠テクニック

「最近、よく眠れなくって・・・・」という話を耳にすることがあります。
忙しくて時間が取れなかったり、日頃のストレス、無呼吸症候群、さらには精神的に大きな影響を受けたり・・・・
現代のようなストレス社会において「良い眠り」によって、身体の健康を保つということは大変重要なことです。
スリープクリニック調布の遠藤拓郎院長によると「睡眠とは飛行場が整備場にはいるようなもの」だそうです。
例えば、紫外線を浴びれば皮膚細胞が、お酒を飲めば肝臓の細胞が壊れます。しかし、実際には壊れたままになっているわけではありません。壊れた細胞は、睡眠時に分泌される成長ホルモンが再生し、寝ている間に身体のメンテナンスをしてくれるからです。
ご存知の方も多いと思いますが、睡眠には浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2つがあります。
成長ホルモンはノンレム睡眠の時、しかも深い状態の時の分泌され、一般的には4段階ありはじめは浅く、次第に深くなっていきます。身体のメンテナンスのためにも深いノンレム睡眠に入ることが大切です。
また、レム睡眠では、自分が得た情報を記憶の戸棚に順序正しく収納するための頭のメンテナンスが行われています。夢も記憶を出し入れしてメンテナンスしているときに見えるもので、徹夜で勉強しても良い結果が出ないというこもこのような理由だと言われています。
さらに、頭のメンテナンスと同時に何らかの精神活動により心のメンテナンスもレム睡眠と同時に行われていることも最近わかって来ました。
このレム睡眠は体内時計が3時から6時の間多く現れることがわかっています。また、眠くなる作用で寝たり起きたりのリズムをつくりだすメラトニンというホルモンも体内時計が21時になった頃から出始め23時頃に眠くなる位に濃度が高くなります。
以前にも述べましたが、人間の体内時計は1日が25時間になっており。起床してから午前9時までに太陽の光を浴びることによってリセットされることになっています。
月曜日の朝どうもすっきりしないという方は、前日に9時過ぎまでゆっくり寝てしまったために体内時計が、ずれたまま過ごしたつけがまわったためとも言えるかもしれません。
また、寝る前にいわゆる「寝酒」をされる方もいるかと思いますがこれは逆効果だそうです。確かにアルコールの効果で寝付は良いのですが、3時間くらいたつとアセトアルデヒドという毒性の物質に代わり、せっかく睡眠のために下げた体温を上昇させ、心拍数もあげてしまうため「良い眠り」というような睡眠の質をさげてしまうようです。お酒は出来れば、就寝時間の3時間前が理想のようです。
また、就寝前のテレビも脳を興奮させてしまい、お酒と同様眠りの質を下げてしまうので、これも就寝の1時間前位にテレビを消すのが良いようです。
歳をとるとなかなか眠れないというのも聞きますが、加齢によって睡眠力は落ちてくるようですが、以下の項目を意識して日頃の管理次第で維持できるようです。
・0時から6時の間に睡眠をとる
・夜は、体温を上げるために暖かいものや辛い物を食べて
運動をして入浴する
・朝起きたら朝日を浴びる
・就寝時は、間接照明にし直接目に入らないようにする
・お酒は寝る3時間前まで、コーヒーは15時まで、
タバコは夕食以降控える
・テレビやパソコンは就寝1時間前には消す。
・冷え性の人は、寝るときに靴下を履いて寝ると寝付きやすい
寝る前にテレビを見ながら、一杯・・・・
私も含め1日の楽しみの方も多いと思いますが、あまり考えすぎてストレスをためるのも睡眠の質を下げるかもしれませんのでそれもご注意を。
なんでもほどほどに・・・・・
Posted by toyohiko at 12:55│Comments(2)
│身体のしくみ
この記事へのコメント
眼球が動いている状況と云うのは、脳が働いている状態らしいです・・・
つまり、記憶や心のメンテナンス中なので、夢を見ている最中ということになると思います。
ちなみに、寝言を言っている人の相手をすると疲れがとれずに疲労感が残るそうです・・・
気を付けてください!!
Posted by toyo at 2011年04月11日 16:59
ぐっすり眠るとスッキリできますよね。私は時々3時頃に目が覚めてしまい、二度寝すると寝過ごしそうでDVDやテレビを見て朝まで起きてる事がありますが、0時〜6時は眠っていたほうが良さそうですね。眠っている人の瞼の下で、目が左右に動いている事がありますが、夢を見ている時と聞いた事があります。本当ですか?
Posted by youko at 2011年04月08日 19:13
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