2010年10月29日
食べて身体を温める(秋冬編)

すっかり、秋も深まりそろそろ冬を意識する季節になってきました。今年は、ラニーニャの影響もあり例年よりも厳し冬になるというような予想も出ています。
季節の変化に伴い、旬の食べ物も同じように変わってきています。食べ物もその季節に収穫され、人類の長い歴史の中でその季節ごとで付き合ってきたという理由と合わせて、季節と食べ物の関係を考えてみましょう。
秋の野菜は、食物繊維が豊富なイモ類、ビタミンやアミノ酸が豊富なキノコ類など、身体にやさしく、胃腸の調子を整える効果の多いものが多く、夏の暑さで疲れたからだを癒してくれます。
冬の野菜は、根菜類や葉物が中心となりますがビタミンが多く、身体を温める効果ものが多いです。カブや大根、白菜やほうれん草などが代表選手です。また、ネギは血行を促進し疲労回復効果があると言われています。
こうしてみてみますと、なんだか鍋の材料を並べたような感じになりますが、「今日は寒いから鍋でも・・・・」というのは、「温かい料理」「心温まる料理」「身体そのものを温める料理」という3つの役割があるようです。
日本の伝統食の一つである漬物の素材に、冬野菜が多く積雪の多い地域において発達しているというのも冬野菜の持つ身体を温める役割から考えるとうなずけます。
人間の免疫力は、体温と大きく関係していると言われています。体温が低ければ免疫力が低下しますし、体温が上がれば逆に免疫力が向上します。
発熱というのも、病原菌やウィルスに対する生体反応の一つで体温を上昇させることによって身体が病気と戦っているので、あまり無理に発熱を抑えない方がいいという考え方もあるようです。これは、個々の基礎体力によって条件がことなるのでバランスが難しいですが・・・
日本の気候は、冬は寒く乾燥しているというのが特徴となってきます。そのためにどうしても、体が冷え、ウィルスなどが活発になりやすいという条件が整ってきます。
そのためにも、ふだんの食生活をちょっと見なおして旬の野菜を中心に身体を温めて免疫力のアップをはかってみてはいかがですか。
Posted by toyohiko at 11:08│Comments(2)
│食べ物を選ぶ
この記事へのコメント
タンポポコーヒーは体を温める効果があるようですが。
コーヒーについては、iwakoさんの言うとおり温める効果はあまりないようです。
焙煎という過程を経ているせいもあるのでしょうが、コーヒーには、300種以上の成分があるようで・・・
その中の一つにも利尿作用があります。利尿効果は尿と一緒に熱量も体外に出す効果もあるので、そういうことになりますね・・・・
香りの効果もいろいろあるようなので魅かれる気持ちもありますが・・・・
どんな食品でも一つのものを多量に摂取するということはあまり良いことではないでしょうね・・
Posted by toyo at 2010年11月22日 09:45
冬野菜や、寒冷地で採れる作物はカラダを温め、それとは逆に…夏野菜や熱帯地方で採れる作物はカラダを冷やすと認識しております。
真冬の寒い日、ついカラダを温める為に熱い熱いホットコーヒーを飲みたくなるのですが…
コーヒー豆は熱帯地方が産地…やはりカラダを冷やすのでしょうか?
わかっていてもやめられないのですが(>_<)
Posted by iwako at 2010年11月19日 23:26
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