身体のチカラ

　「血液型占い」この言葉は、の日本中いたるところに存在します。日常のでも、お互いの血液型を確認しながら、「○型ですか・・・・、○○のようなタイプでしょう・・」というような会話もあちこちで聞かれます。

　　血液型で一般的に、知られているのはABO型といわれるA,B,AB,Oの4つの分類で、中学生の理科の授業でも遺伝の「優性」「劣性」という話でも出てくるポピュラーな話です。

　しかしながら、この分類が何故「性格の分析」や、「相性の話」とつながってくるのでしょうか。「B型自分の説明書」という本がベストセラーになったことも血液型への興味の深さを物語ります。

　この血液型、そもそも何なのでしょうか？

　人間には、いろいろな免疫システムがあります。体内に侵入してきた病原体に対して「これは、侵入者だ・・」と判断し、その侵入者に対応する細胞が攻撃、撃退をするということになっています。その判断をする基準として、体中にその人固有の旗印がくまなくたてられているようなものを免疫型と思っていただければ良いです
　血液型のABO型もその人固有の免疫型の一つになります。つまり、その型によって、病気、病原体に対する強い、弱いがあるのです。

　たとえば、Oという免疫型は感染症などの病原体に強い特性を持っているので、その結果、O型のひとは自然に対人関係に積極的になり、社交的に見える。・・とか
　ABという免疫型は病原体に対して抵抗力がないため、AB型の人はO型の人とは反対に非社交的な性質をもつ傾向にあるという理論を展開する方も最近は出てきているようです。

　血液型と性格との関連性については非科学的であるという考えが一般的であるといわれていますが、この説については心理学の分野で主張されていることで、血液型が免疫の形で、病原体に対する抵抗力の違いがあるという観点は入っていない場合が多いようです。

　みなさんは、この話を聞いて「血液型と性格」の関係どう考えますか・・・・？

　いずれにしても、人間には（他の動物もそうですが）一人づつに固有の免疫の型を持ち自身の体を守ってくれているということは間違いなさそうです。