2010年03月19日
身体のお便りのプロデュースのしかた

お便り、つまり「うんち」のプロデュースといっても具体的にどうしたらいいかわからない人が多いと思います。
余談ですが、この「うんち」という言葉は仏教で陰陽を表す阿吽(あうん)の吽(うん)が語源で、奈良時代の上流階級が使っていた言葉だそうです。
この、「お便りのプロデューサー」という言葉は、全国的に活躍されている理化学研究所の辨野義巳(べんのよしみ)先生が言い始めた言葉でまだ新しい考え方かもしれません。
「お便り」の特徴としては、大きく分けて「色」、「形」「匂い(あえてこの字を使わせていただきます)」の三つの特徴がありますが、色と匂いは相関関係があることが多いです。
一番良い「お便り」とされるのは、黄色に近い褐色で、バナナ2本といわれます。
「色」もいろいろありますが便の色の主成分は、肝臓で分泌される脂質の消化液の役割もする胆汁です。つまり、脂質の多い食事が多ければ色は濃い傾向になるということです。また、消化器系の出血や病気などによっても色が変わる場合がありますので気をつける必要があります。
次に「形」ですがこの形は水分の量が大きく関係します。この水分の量は、便になるための食べ物が大腸にいる時間と大きく関係します。通常、良い状態といわれるのは70〜80%の水分量でそれよりも多いと下痢、少ないと便秘の症状になります。
便秘の状態は、大腸に長く便が居続けることにより、結果的に腸内腐敗が進み吸収された水分と一緒に「良くないもの」が全身に廻るということになります。便秘がちのときに、肌が荒れるというような症状もこのためです。
最後の「匂い」ですが、一番良いのは「赤ちゃんのうんち」の甘酸っぱい匂いです。
一般的には、タンパク質のほうが腸内腐敗を起こしやすいので「臭いにおい」になりがちです。逆に炭水化物は、腸内の善玉菌のエサにもなりますので、腸内腐敗を進行させないと言えますが、どちらも大切な栄養素なのでバランスが大切です。
そんなことも考えながら、今日からあなたも「身体のお便り」をプロデュースしてみませんか・・・
Posted by toyohiko at 15:22│Comments(0)
│身体のしくみ
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